海上釣り堀用のタックルを準備するなら、まずはロッド、そして「リール」です。
ただし、リールならどれでもよい、というわけではなく、適したタイプを選ばなければなりません。
そこで今回は、海上釣り堀用リールの選び方を解説。
あわせてオススメモデルも紹介しますので、海上釣り堀のタックルを揃えたい方は参考にしてみてください。
海上釣り堀用「リール 」の選び方4つのポイント
海上釣り堀で釣りを楽しむには、ロッドにセットするリールが必要です。
選ぶ際は、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 種類をチェック
- サイズをチェック
- ギア比をチェック
- 防水性をチェック
では、それぞれ解説していきましょう。
種類をチェック
スピニングリール
ベールを上げてラインを放出するタイプがスピニングリールです。
初心者でも扱いやすく、海上釣り堀ではウキ釣りで楽しむ場合に使用します。
ドラグ性能に優れているのも特徴のひとつ。
大物がかかった際に、ラインがスムーズに滑り出てラインブレイクしにくく、取り込みをサポートします。
汎用性も高く、ほかのさまざま釣りでも使用可能。
また、海上釣り堀専用モデルも発売されており、どれを選んだらよいか迷った場合にオススメです。
ベイトリール
クラッチの操作でラインを放出タイプがベイトリールです。
海の船釣りでは、両軸リールと呼ばれる場合もあります。
海上釣り堀では、ウキを使用せず仕掛けを落とし込む「脈釣り」で使用するのが一般的。
スピニングリールのようにベールを上げる手間がなく、手返しの速い釣りを展開できるのが特徴です。
クラッチの操作によって、狙うタナへ仕掛けを送り込みやすいほか、スピニングリールよりパワーもあります。
なかには、水深を確認できるカウンター付きモデルも。
一定のタナを探りやすいほか、脈釣りで根掛かりを防ぎやすいのもメリットです。
ちなみに海上釣り堀専用モデルはなく、船釣り用から選ぶことになります。
サイズをチェック
リールには、狙う魚やジャンルに対応するさまざまサイズがあります。
海上釣り堀においては、スピニングリールで4000~6000番が一般的なサイズです。
番手の大きなリールほどパワーがあり、スプールも大きくたっぷりとラインを巻けます。
とはいえ、海上釣り堀は水深が浅く、ラインの巻き取り量をあまり気にする必要はありません。
マダイ用、青物用などターゲットやロッドに合わせて使い分ける方法もあります。
とくに青物はパワーがあるため、5000番もしくは6000番がオススメです。
マダイやシマアジなど中型魚を中心にオールラウンドに使いたいなら、4000番でも問題ありません。
ただし、小型リールで青物がヒットすると取り込みに時間がかかり、周りの迷惑になる場合があるので注意しましょう。
ベイトリールの場合、150~300番の小型サイズが一般的です。
ギア比をチェック
リールのギア比には、大きく分けてノーマルギア(ローギア)とハイギアがあります。
ギア比が高いほど巻き上げスピードが速いものの、海上釣り堀ではあまり気にする必要はありません。
海上釣り堀の水深は施設によって異なるものの、およそ6~10m。
沖合の船釣りと異なり水深数10mなんてケースはなく、ノーマルギアでも十分なのです。
また、ノーマルギアのほうがハイギアよりもトルクが大きく、大物とのファイトでアドバンテージを得られます。
どちらかで悩んだ場合には、ノーマルギアのリールを選んでおけばよいでしょう。
防水性をチェック
海上釣り堀ではリールに水しぶきがかかる場合もあり、防水性に優れたモデルを選びましょう。
海水OKなどと表示のあるリールなら、安心して使えます。
淡水用と表示のあるリールを選ばないように注意が必要です。
また、リールによってはベアリングに特殊防錆処理を施しているなど、サビに対する耐久性を高めているモデルも発売されています。
海上釣り堀「リール」オススメ13選
では、海上釣り堀用リールの選び方がわかったところで、オススメモデルを見ていきましょう。
リールのなかには10万円ほどの高級モデルもありますが、海上釣り堀にぴったりな買い求めやすいモデルをセレクトしました。
スピニングリールとベイトリールに分けて紹介しますので、気になるモデルがあればチェックしてみてください。
スピニングリールのオススメ
ダイワ(DAIWA) スピニングリール シーパラダイス
海上釣り堀専用として開発されたスピニングリールです。
マダイや青物とのファイトに耐えられる堅牢さを備えています。
独自の防水・耐久テクノロジー「マグシールド」により、滑らかな回転が長続きするのがオススメポイント。
しっかり握り込める「EVA製大型ラウンドノブ」を搭載しており、高性能ドラグ「UTD(アルティメットトーナメントドラグ)」搭載とあいまって、パワフルな釣りをサポートします。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール レブロス LT6000D-H
幅広いターゲットや釣り方に対応できる、汎用性の高いスピニングリールです。
サイズ6000番で、パワフルな青物用として適しています。
ATD(オートマチックドラグシステム)を搭載し、トルクフルな巻き上げ力を発揮。
ラインブレイクを防ぎながら、大物を確実に取り込みたい方にオススメのモデルです。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール レグザ LT LT6000D-H
タフな環境下での使用を想定して開発されたスピニングリールです。
海上釣り堀はもちろん、シーバス・大型トラウト・ショアジギング・ロックフィッシュゲームなどさまざまな釣りに対応します。
塩ガミを防止し、滑らかな巻き心地を生み出す「マグシールド」を搭載。
滑り出しの滑らかなドラグシステムATD(オートマチックドラグシステム)により、ラインブレイクを防ぎます。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール ストラディック 4000MHG
剛健な「HAGANEギア」や優れた防水性能を発揮する「Xプロテクト」など、耐久性の高さが魅力のスピニングリールです。
滑らかな巻き心地を伝える「マイクロモジュールギア」搭載など、買い求めやすいモデルながら機能が充実しています。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール アルテグラ 4000
サビを寄せ付けない、独自の高性能ベアリングを搭載したスピニングリールです。
外装の防腐処理により、海上釣り堀で安心して使用できます。
硬く粘り強くギアを搭載し、滑らかな巻き心地を実現しているのもオススメポイントです。
プロックス(Prox) エックスワン海上釣堀 4000
リーズナブルな価格を実現している、海上釣り堀専用のスピニングリールです。
PEライン4号を約50mセットしてあります。
サイズ4000番で、オールラウンドに活躍。
ラウンドEVAノブを搭載し、パワフルな巻き上げをサポートします。
プロマリン(PRO MARINE) リール アストレイ海上釣堀 AK4000
PEラインを巻いてあるスピニングリールです。
低予算でマイタックルを用意したい方に適しています。
ベイトリールのオススメ
シマノ(SHIMANO) ベイトリール グラップラー 150HG/151HG
ウキを使用しない脈釣りにオススメのベイトリールです。
ハイギアタイプで、スピーディーな釣りを展開したいときに活躍します。
シマノ(SHIMANO) カウンター付き両軸リール バルケッタ BB 150DH-HG
カウンター付きの⼩型ベイトリールです。
脈釣りで、狙ったタナへ正確に仕掛けを送り込みたいシーンで役立ちます。
LEDバックライトを搭載しており、船の夜釣りでも活躍。
特殊防錆処理をベアリング自体に施して、サビに対する耐久性が大幅にアップしています。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール ゲンプウ XT150
大型のハンドルノブを搭載したベイトリールです。
大物とのファイト時に、安定感のあるリーリングで取り込みをサポートします。
ダイワ(DAIWA) 両軸リール ダイナスター 150
堅牢なスーパーメタルフレームと、大型ハンドルノブを備えたベイトリールです。
パワフルな巻き上げで、海上釣り堀での大物とのファイトで威力を発揮します。
ダイワ(DAIWA) カウンター付きベイトリール ライトSW X IC
高剛性な仕様のベイトリールです。
フレームに負荷がかかっても、安心して使える耐久性を備えています。
大型EVAハンドルノブを搭載し、大物とのファイトでリーリングしやすいのもオススメポイントです。
ダイワ(DAIWA) 両軸リール スパルタン TW 150H
「質実剛健」がコンセプトのベイトリールです。
剛性の高いスーパーメタル製のダイナリジッドボディに、独特のレベルワインド形状の「TWS(T-ウイングシステム)」を組み合わせています。
高速の仕掛け落下と、快適なリトリーブフィーリングを実現しているのもオススメポイント。
滑らか&高耐久の防水UTD(アルティメットトーナメントドラグ)採用により、トルクフルな巻き上げが可能です。
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お気に入りのリールで海上釣り堀を楽しもう!
海上釣り堀では道具をレンタルできるのが一般的ですが、自分のタックルで釣り上げた魚は喜びもひとしおです。
1回きりの体験ならともかく、これから釣りを続けていくのであれば、お気に入りのリールを用意してみてはいかがでしょうか?
今回の記事を参考に、釣りのスタイルやターゲットにぴったりなリールを見つけてみてくださいね。