レンタルした竿と仕掛けを使って手軽に楽しめる「釣り堀のエサ釣り」。
誰でも楽しめるものの、屋外や室内、川や海など釣り堀のスタイルによって楽しみ方が異なります。
そこで今回は、各スタイルごとに特徴やシーズン、道具について解説します。
釣り堀をはじめてみたい方や興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
エサ釣りを楽しめる屋外釣り堀のスタイル
ひとくちにエサ釣りを楽しめる釣り堀といっても、放流している魚や釣りのスタイルがそれぞれ異なります。
エサ釣りを楽しめる釣り堀の種類別に、特徴やシーズン、道具について解説していきましょう。
鯉や金魚が釣れる釣り堀
鯉や金魚が釣れる釣り堀は全国に多数あり、屋外と室内の2種類があります。
地方の大自然に囲まれた環境にある釣り堀から、住宅街にある釣り堀までさまざまです。
東京や大阪などの大都市にも鯉や金魚の釣り堀があり、都会のオアシスとして人気。
休日にファミリーで訪れるのはもちろん、仕事帰りにちょっと釣りを楽しむサラリーマンもいますよ。
シーズン
鯉や金魚の釣り堀の多くは1年中営業していますが、地域によっては冬季の寒い時期に休業する屋外釣り堀があるので注意が必要です。
寒い時期にオススメなのが、室内釣り堀。
文字通り建物内にイケスを設置した釣り堀で、施設によっては冷暖房完備で1年を通じて快適に釣りを楽しめます。
また、雨や雪の日など悪天候を気にせずいつでも釣りを楽しめるのも魅力です。
道具
鯉や金魚の釣り堀では、振り出し式の「のべ竿」を使います。
ほとんどの場合レンタルできるので、手ぶらでも大丈夫です。
釣り糸にウキとハリが付いているシンプルな仕掛け。
エサは「練りエサ(練り餌)」を使います。
釣り堀によっては、お気に入りの道具を持ち込める場合もあるので、チェックしておきましょう。
ニジマスなどマス類が釣れる釣り堀
ニジマスをはじめとするマス類の釣り堀は、おもに山あいの自然豊かな場所に設置されています。
多くが自然の川を利用しており、緑豊かな美しい景観のなかで釣りを楽しめるのが魅力です。
人気の観光スポットの近くにある場合も多く、家族や仲間とドライブや旅行のついでに釣りを楽しみたいシチュエーションにぴったり。
釣ったニジマスやヤマメ、イワナを炭火焼きで味わったり、バーベキューを楽しんだりとアウトドアを満喫できます。
シーズン
基本的に1年中営業している場合が多いものの、雪深い地域では冬季に休業しているケースがあります。
また、マス類は高水温に弱いため、夏期シーズンに営業を休止している場合もあり注意が必要です。
地域や釣り堀によって異なるものの、ベストシーズンはゴールデンウィークの頃。
また、9月のシルバーウィークの頃も多くの人が訪れて賑わっています。
道具
鯉や金魚の釣り堀と同じく、のべ竿を使います。
仕掛けも同様で、釣り糸にウキとハリがついたシンプルなタイプです。
エサは釣り堀によって異なるものの、イクラが一般的。
道具やエサの持ち込みを禁止している場合があるので、マイタックルを持参したいなら事前に確認しておきましょう。
ヘラブナ釣り専門の釣り堀
ヘラブナを専門に放流している釣り堀も全国に多くあります。
同じエサ釣りでも独特の趣とテクニックが必要な釣りで、多くのファンがいます。
ただし、鯉や金魚の釣り堀と比べてやや難しく、ファミリー向けではありません。
鯉釣りをひと通り経験したら、よりテクニックを要する釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
シーズン
基本的に1年中営業している場合がほとんどです。
真夏は炎天下の下で釣りをするため、パラソルを用意して釣りをしているスタイルをよく見かけます。
道具
のべ竿にウキとハリという点では、ほかのエサ釣りと同じです。
ただし、ヘラブナ釣りには専用のウキや竿があり、どれでもよいわけではない点に注意が必要です。
レンタルできるヘラブナ管理釣り場もありますが、道具はすべて持参しなければならない本格的な釣り場も。
はじめは手ぶらで体験してみて、ヘラブナ釣りについて理解を深めてから自分の道具を用意するのがオススメです。
タナゴの釣り堀
数cmほどの小さな淡水魚「タナゴ」の釣り堀が近年人気です。
鯉やヘラブナの釣り堀にタナゴ釣り場を併設しているほか、タナゴ専門の釣り堀もあります。
誰でも手軽に釣りやすく、釣り初心者やファミリーにもオススメ。
釣ったタナゴを持ち帰りできる釣り堀もあり、アクアリウムを楽しみたい方にもぴったりです。
シーズン
タナゴ釣りは1年中楽しめます。
どちらかといえば晩春や初春など涼しい季節がベストシーズンで、夏期はやや釣りにくいかもしれません。
道具
1mに満たない短いのべ竿を使います。
レンタルできる場合がほとんどですが、自分で用意したいなら70~90cmくらいの小物釣り用の汎用竿を購入しましょう。
仕掛けは鯉や金魚釣りと比べて繊細。
メインのウキの下に小さなウキが連なった「シモリ仕掛け」が一般的です。
海上釣り堀
海にもエサ釣りを楽しめる「海上釣り堀」があります。
海にイケスを設置してあり、大海原を眺めながら釣りを楽しめるのが魅力です。
通常は乗合船で沖合に出る船釣りでなければ釣れない、青物やマダイなどの大型魚を放流。
誰でも手軽に大物の強烈な引きを楽しめます。
シーズン
基本的に1年中営業しています。
寒い時期でも通う海上釣り堀ファンも多いですが、子ども連れのファミリーなら初春から秋口までの過ごしやすい時期がオススメです。
ただし、季節によって放流している魚が異なるため、釣りたい魚がある場合にはあらかじめチェックしておきましょう。
道具
海上釣り堀によって、のべ竿とリール竿のどちらか、また両方を使います。
いずれも、青物やマダイ、ヒラメなどの強烈な引きに耐えられるパワーのある竿が必要です。
基本的にレンタルできますので、はじめは手ぶらで楽しみましょう。
海上釣り堀にはまって自分の道具を用意したいなら、各釣り具メーカーから海上釣り堀専用の竿や仕掛けが発売されているのでチェックしてみてください。
エサは練りエサから生き餌まで、海上釣り堀によってさまざま。
自分で用意する場合は、持ち込みの可否とどんなタイプのエサがよいのか問い合わせておくとよいでしょう。
釣り堀のエサ釣りを体験してみよう!
ハリにエサをつけたら放り込むだけと、初心者はもちろん小さなお子さんでも楽しめる釣り堀のエサ釣り。
リールを使った釣りではキャスト方法を学ぶ必要がありますが、のべ竿のエサ釣りなら誰でも簡単です。
エサ釣りを楽しめる釣り堀は、全国各地に点在しています。
「釣りをはじめたいけどいきなり自然の釣りはちょっと……」という方にも、釣り堀のエサ釣りはピッタリですよ。
当サイトには、釣り堀の検索機能を搭載しています。近所にある釣り堀を探して、ぜひ一度楽しい釣りを体験してみてくださいね。
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