みなさん、こんにちは!釣りキチみっくんです。
今回、三重県南伊勢町礫浦(さざらうら)にある「海上釣堀 辨屋(べんや)」さんに行ってきたので、紹介をかねて釣行記をお送りします。
使ったタックルや仕掛け、辨屋さんの攻略法、釣った魚をおいしく食べるコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「海上釣堀 辨屋」ってどんな釣り堀?
まず、釣り場の概要についてご説明していきますね。
海上釣堀 辨屋さんは、2000年7月にオープンして今年で22年目です。
駐車場が広い、出船する船着き場が近い、釣り道具やクーラーボックスを運ぶ距離が短いなど、とっても楽ちん。
受付の事務所やトイレも駐車場の近くにあり、新しくてキレイです。
自動販売機もあるので、出船前に買い足せます。
冬季の受付時間は朝6時で、まだ辺りは暗いです。
受付が済んだら貸切のグループから順に、いざ出船です。
基本的に一般の乗り合いの方は、最後の出船になります。
まだ暗いからなどと、車中にいると他の釣り人の出船が遅れます。
グループの代表者が受付をしてる時に、ほかの方は桟橋手前のコンクリート部分に荷物を運んで、名前を呼ばれるまで待機していてくださいね。
さて、釣りをする筏は港から約5分の所にあり、全部で13基(小筏10基、大筏3基)もあります。
船で移動するので、当然ライフジャケットが必要です。
持ってない場合は、朝の受付時に300円で借りられます。
竿も1,500円でレンタルできます。
手ぶらで体験してみたい方も安心ですね。
本日の釣り料金は、乗り合い料金大人12,000円、女性・中学生10,000円、子ども(小6まで)5,000円。
スタンプカードに、釣行1回につきスタンプ1つ捺印してもらえ、10個貯まれば1回無料になります(イベント日は、満タンポイントカードの利用不可)。
料金は曜日やイベント時、人数、貸し切りなどで変わりますので、詳しくは辨屋さんの公式サイトをチェックしてください。
毎月2のつく日は辨屋day
毎月2のつく日(2日・12日・22日)は、通常より多くの魚を放流するサービスイベントdayになっています。
とくに、2のつく土曜日は人気が高く、すぐに予約が埋まってしまうので早めの予約が必要です。
お弁当も朝の受付時に頼めて、お茶付き税込1,000円でお昼前に届けてくれます。
また、寒い時期には各筏に1つ練炭のサービスがあり、無料でお湯が使えるのでカップ麺を持って行けば食べられますよ。
海の上で食べるカップ麺、これが最高にうまい!
辨屋に持っていった方がよいエサ・道具
辨屋さんでは、エサの販売は活きアジのみです(5匹500円、10匹1,000円)。
団子エサなどは販売していないので、初めて行かれる方は途中の釣りエサ屋さんで買っておきましょう。
注文した活きアジは釣り場まで船で持ってきてくれますが、朝イチすぐには来ませんのでご注意を。
だいたい、真鯛の放流後くらいに届けてくれます。
ですので、朝イチに活きアジで青物を狙いたい方は、途中のエサ屋さんで購入してください。
あと、タモとスカリは無料でレンタルできますが、筏にあるタモは人数分ありませんし、柄が木製で重く直径も小さいので持参するのがオススメです。
また、スカリは船着き場の桟橋に置き場があり、筏の所にはありません!
船に乗る際に、持って行くのを忘れないようにしてください。
忘れると、釣った魚をどうすりゃいいの?ということになっちゃいます。
貸り切りしてグループで行かれる方も、スカリが人数分あるのか確認しておきましょう。
辨屋で釣り開始!釣果は……
さて今回は、いつもの釣り仲間6人での小筏貸切釣行。
気になる天気は晴れだったものの、一日中強い風が吹きとても寒い日でした。
おまけに潮の流れが速く、筏の底網が揺れて安定せずネットに引っ掛かる根掛かりが多いなど、釣りづらい状況。
6時10分筏に着き、早速準備して6時15分に釣りスタートです。
朝一のエサはカツオの切り身を付けて様子を見ましたが、アタリなし。
エサを団子にしたり、ボケにしたりいろいろ試してみましたがアタリなく1時間経過……。
7時20分、マダイの放流タイムです。やっと私にもアタリがありましたが、アワセてスカ。
が、直ぐにアタリ、やっとマダイゲット!やったね。エサはボケでした。
さぁ~今からだ、イケイケ!
またアタリがありましたが、アワセて空振り……。
結局、このとき私には3回アタリがあっただけで終了。
隣の釣り座の兄貴も、このときにマダイ1匹のみ。エサは黄色いササミでした。
それから1時間後の8時20分、隣で釣っていた兄貴にヒット!
マダイかな?って思っていた違うみたい。シマアジか?やたらと引くなぁ~もしかして青物?
竿先が水中に突き刺さり、青物確定。遅れての青コール「青で~す!」。
どうやら、ササミを付けて誘っていたら喰いついたみたいです。
少し格闘して姿を現したのは綺麗な4㎏のカンパチでした。いいなぁ~。
その後もアタリがなかったものの、竿を替えてシラサで足元の角を狙っていたらアタリ。
アワセてヒット!釣れたのはクロソイでした。
タモですくい上げたら、食べたと思われるイワシを吐き出してビックリ。気持ちわる……でも、釣れてくれてよかったよかった。
そして、待ってました、青物放流タイムです。
活きアジを付けて青物を狙っていたら、浮きが沈み……キタキタ、青で~す!と大きい声で青物宣言。
しかし、アワセが少し早かったのか?アジがスッポ抜けてTHE END(笑) あ~あ、やっちゃった。周りのみんなごめんなさい。
針に付いて帰ってきたアジを見ると、クッキリと歯形が残っていました。残念。
その後、私にアタリすら無しでタイムアップで納竿となりました。
一方、兄貴は11時にシラサで5kgのワラサを掛けて無事ゲット!貴重な青物追加です。
それから追加の魚をゲットできないまま、午後2時に迎えの船が来てしょんぼり帰港。
この日は結局、2人で5匹という最悪の釣果になりました。
途中、筏の上で「冗談で帰ったら鬼嫁に殺される~」って兄貴がぼやくので、同行者の方が大鯛を1匹、兄貴のビクの中に入れてくれました。ありがとうございます!
当日、6人での釣果報告。
- マダイ:17匹
- 大鯛:3匹
- クロソイ:2匹
- シマアジ:1匹
- ワラサ:1匹
- カンパチ:2匹
- ヒラマサ:1匹
- ブリ:1匹
合計28匹でした。
う~ん……ちょっと少ないかな?
辨屋でのタックル・仕掛け
今回使用したタックルですが、2パターンあります。
1つ目は、一番のお気に入りの竿「がまかつ 海上釣堀エクスぺクターズボ400」。リールは「ダイワ フリームスLT 5000S-CXH」。
2019年モデルで1つ前の型です。
T字ハンドルでスプールも5000Sの浅溝で、糸巻き量の必要のない海上釣り堀では下巻き糸が不要気に入って使ってます。
もう1つはロッド「がまかつ 海上釣堀エクスぺクター へち300」、リール「ダイワ リョウガ ベイ ジギング C2020PE-H」。
こちらも好きなT字ハンドルで握りやすく、ドラグ力もあって気に入ってる両軸リールです。
道糸はサンラインのマーカー入りの海上釣り堀用ナイロン糸6号を使用。
ハリスはフロロカーボンで真鯛用に3号と4号を、青物用は5号と6号を使ってます。
オモリは1.5号と3号を使い、青物狙いの活きアジを使う場合は3号のオモリに5号のゴム張りオモリを足します。
辨屋の攻略法は?
海上釣り堀では「一に釣り座、二にエサ」と言われている通り、辨屋さんでも釣り座によって釣果が左右される傾向があります。
一般の乗り合い筏の釣り座は、朝の乗船時にくじ引きで決めるので運次第ですが、1番くじを引いても釣れるとは限りません。
ポイントとしては、夏場の場合、魚は日陰で少しでも水温の低い方に固まる傾向が。
また、イシダイは南東の角のコーナーに固まる傾向があるので、参考にしてみてください。
ちなみに、最近の傾向としては、テントのある北側が良く釣れる気がします。
また、1日1匹放流の大ブリは北東の釣り座で、青物放流直後にヒットするパターンが多いです。
辨屋の水深は?
気になる辨屋さんの水深ですが、小筏で手前7m、中心で11m。
竿を伸ばした穂先の竿下で、8.5m~9mです。
釣った後の魚どうしてる?
私は、頑張って釣った魚をいかによいい状態で持ち帰り、いかに美味しく食べるか?って日々考えてます。
釣った魚をお店が締めてくれますが、その後の魚の管理は自己責任です。
私の場合、クーラーボックスに氷を入れた後、100円ショップで買ったスノコを敷き、その上に袋に入れた魚を置きます。魚に氷が直に当たって死後硬直するのを避けるためです。
また、氷を入れ過ぎても駄目で、寒い冬場なら少しの氷で充分。
逆に、真夏はスカリの中で死にかけてたり、クーラーボックス自体がポカポカになっていたりなど、よい状態で持ち帰ることが難しくなります。
よい状態の魚なら刺身でもよいですが、開いてみて無理そうな場合は加熱したほうが賢明です。
釣った魚を美味しく頂く 調理編
海上釣り堀ではいろいろな魚種が釣れますが、1番の定番の魚といえばマダイですよね。
もっともたくさん釣れる魚であり、調理レパートリーが多く何でもいけちゃいます。
基本、マダイはその日勝負!
鮮度のよい状態のマダイのコリコリ感がたまりません。
マダイの刺身を食べるなら当日がオススメです。
逆に青物は、当日のうちに下処理だけして水気を取り、ビニール袋に入れて冷蔵庫で寝かしましょう。
では、どんどん紹介していきます。
まずは、大鯛の刺身!
そして、大鯛の握り。
大鯛のかぶとの塩焼きに、マダイのユッケ、マダイの炙り、マダイの天ぷら。
それから、ワラサのしゃぶしゃぶに、大鯛のハラミの塩焼き、クロソイの煮付け。
そして、骨が付いた状態のカンパチの半身を3日間寝かせて、刺身としゃぶしゃぶに。
カンパチの刺身、とても美味しかったなぁ~。
こんな感じで連日 魚づくしの晩御飯です。魚好きだから私はOK!妻は……?(笑)
お店で食べたらいくらするんだろう?とか考えつつ、毎回おいしく魚をいただいています。
次回リベンジします!
前回、1月22日の辨屋dayでは兄貴と2人で18匹釣って、大きいクーラーいっぱいだったのですが……。
今回も釣れるつもりでしたが、毎回釣れるとは限りませんね。
次回リベンジしたいと思います!
施設名 | 海上釣堀 辨屋 |
住所 | 〒516-0117 三重県度会郡南伊勢町礫浦132 |
TEL | 090-8868-2033 |
公式サイト | https://www.benya.tv |
釣れる魚 | カンパチ・マダイ・ハマチ・シマアジ・イシダイ・ヒラメ・ヒラマサなど ※季節によって異なる |
地図 |
編集部からヒトコト
釣った魚の料理づくし、とってもおいしそうでした。
辨屋さんにはボウズ保証がないとのことで、ひとまず釣れてよかったですね。
釣りキチみっくんによると、辨屋さんは大人気の海上釣り堀で、土曜・日曜日は予約できないこともざらとのこと。
行く予定を立てているなら、早めに予約しておきましょう。
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